タミヤのホームページを見ていてわが目を疑いました。
1/350雪風、11/1ころ販売、¥5460。
ハセガワからすでに出ているのに。
ダブるくらいなら扶桑を出してください。
各社とも1/700の担当割に不満でもあるのでしょうか。
活性化するのは悪いことではありませんが。
その他ご存知かもしれませんが、1/48で、
・ドイツ対戦車自走砲 マーダーIII(7.62cm Pak36搭載型)
11月1日[土]ごろ発売1,890円
・イタリア装甲偵察車 AB41
11月1日[土]ごろ発売2,415円
※パーツはイタレリ製・ダイキャストシャーシ
私のニーズとは程遠いラインナップです。
チャーチル出したら5台は買う。
Sd.kfz251が出たら10台は買う。これなら、A、B、C、D型、各派生型、3トンハーフトラックなどいくらでも出せる。
マーダーⅢを出すということは、38(t)も出すと言うことでしょうか。
私はゲテモノは買いません(ゲテモノ好きの方すいません)。
ダブりやゲテモノはやめてまじめに商品開発をして欲しい。
こんなことをしているから、ドラゴンに蹂躙されてしまうのだ。
今日、イエローサブマリンに行ってきましたが、国産プラモデル50周年とか言って、古いプラモデルの復刻版を大量に売っていましたが不良在庫になるのがオチでしょう。
ところで、ココログのココセレブスペシャルインタビューで海洋堂の人が、「僕らは特殊な模型を造っているわけですが、普通の模型であるプラモデルは、この20年間でほとんどのメーカーが壊滅状態です。いま目立っているのはスケールモデルなら田宮模型、あとはガンダムのプラモデル(以下、ガンプラ)しかないという状況ですからね。」と本当に業界人なのか疑いたくなるコメントを書いています。
まあ、LSやオオタキは確かにつぶれましたが、金型はマイクロエースに引き継がれています。静岡4社は仁義なき戦いに入ったようですし、中国勢はめちゃくちゃ元気です。個人の模型屋さんはつぶれましたが、経営の近代化された模型屋さんはまだまだあります。
「要するに、模型やフィギュアというものを欲しがったり買ったりする人は、実際には、「今ほとんどいない」というのが現実だということです。
お菓子のおまけとしてフィギュアをつくり、それが大量に売れたりしましたが、そうでもしないと模型やフィギュアは売れない状況になってしまった。ですが安価なものを大量に造るという姿勢は、もともと僕らが目指していたものではありませんでした。」
これもおかしい話で、模型やフィギュアを欲しがっている人は実際にはたくさんいるが、色を塗ったり上手く作れない人、作る時間が無い人、高価なプラモデルが買えない人が多いので、塗装済みのガムのおまけが大ヒットしたのではないでしょうか。
「ホビーとしてのフィギュアはあまりにも売れなさすぎでした。そのことがわかり、絶望してしまうほどでした。食玩にしても、フィギュアにお金を出している
のではなく、『フィギュアがお菓子のおまけで付いている』という『仕組み』を買っているんですね。ガチャポンも、『買いたいモノが買えない』というギャン
ブル感覚を楽しむことにお金を出しているのであって、フィギュアはあくまでも景品なんです。そういう『仕掛け』がないと、ユーザーは、純粋にただ普通に
フィギュアが売られていても、100円さえ出してくれない状況なのです」
食玩が売れたのは、マーケティングの4PのPLACE(流通経路)を変えたことにより、CVSで手軽に買えたからであり、模型屋でしか買えないのであればお菓子のおまけでも売れなかったでしょう。
女性でもフィギュアが欲しい人がたくさんいるはずですが、CVSでなくオタクの人がうろうろしているようなところでないと買えないとすれば売れるものも売れません。
それに、高品質なものを、中国で安価に作ったというコストダウンの努力もあるでしょう。
ガチャポンについて、買う側がギャン
ブル感覚を楽しんでいるとは到底思えません。これは売る側に取って都合の良い仕組みであり、買う側は、欲しいものが買えるまで買わなければならないと言う仕組みを押し付けられているのです(子供のころ、仮面ライダーカードと言うのが問題になりました。私も集めていましたが、本体のお菓子が不味く、食べないで捨てたこともあったように思います)。
アキバのラジオ会館などに行くと、中古の食玩が大量に売っています。これは、欲しいものが出るまで要らないものを買うよりも、ピンポイントで欲しいものを多少高くても買いたいという人がいるからです。
また、ギャンブルを楽しんでいるのなら、サーチ行為などしないでしょう。仕組みがないと100円も出さないなどと言うことは考えられません。魅力のある商品が、適正な価格で、買いやすい場所で、適切な販売促進方法で売られていれば買うはずです。
売り手の勝手な論理で、職人集団だからいいものは高くても売れるはずだとコストダウンの努力もせず、ろくに販促活動もせず、どこで買っていいのか分からないものが売れるはずがありません。売れなければ、買いたい人がほとんどいない、景気が悪い、地方の格差が悪いと他責に転嫁している。
海洋堂のフィギュアが売れなかったとすれば、マーケティングの4Pのミックスが拙かっただけではないでしょうか。
この人は、まあ自社のフィギュアのことは語っても良いと思いますが、プラモデルのことを一緒くたにして語って欲しくないですね。
と、このようなことを書くとココログから追放されないでしょうか。
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